利用規約
2025年7月24日制定
本Yagura共通利用規約(以下「本規約」といいます。)は、お客様の組織におけるセキュリティ耐性の向上、およびデジタルリスクへの対応を支援するため、株式会社ヤグラ(以下「当社」といいます。)が提供するYaguraブランドの各種サービス(以下、総称して「本サービス」といい、個々のサービスを「個別サービス」といいます。)の内容および提供条件等を定めるものです。お客様は、当社所定の申込書または注文書を提出することにより、本サービスの利用に際し、本規約の内容および提供条件等に従うことを承諾するものとします。
第1条 規約の適用
本規約は、本サービスを利用する全てのお客様に適用されるものとします。
第2条 利用契約の成立
お客様は、本規約の承諾後、当社に対し、利用を希望する個別サービス名、アカウント数、契約期間等(以下「契約条件」といいます。)を記載した当社所定の申込書または注文書(以下、総称して「注文書等」といいます。)を発行するものとします。お客様が前項の注文書等を発行し、当社がこれに対し承諾の意思表示を行ったときに、当該注文書等に記載された個別サービスの利用契約(以下「利用契約」といいます。)が成立するものとします。本規約の定めと利用契約の定めとの間に矛盾または抵触がある場合は、利用契約の規定が本規約に優先して適用されるものとします。
第3条 本サービスの内容
本サービスとは、お客様が注文書等において利用を申し込んだ、別紙1に定める個別サービスの全部または一部を指すものとします。当社は、本サービスに付帯するものとして別紙2に定めるサポートサービスをお客様に対し提供するものとします。
第4条 最低利用期間
個別サービスの利用契約は、別途定める利用開始日から起算して1年間を、最低利用期間とします。前項に定める最低利用期間内にお客様が利用契約を解約する場合には、本規約に別段の定めがある場合を除き、お客様は当社に対して前項の最低利用期間中の残余の期間のサービス料金に相当する額を違約金として支払うものとします。
第5条 更新
利用契約は、契約期間満了の1ヶ月前までに、当社またはお客様の反対の意思表示がない限り1年間更新され、以後も同様とします。
第6条 サービス料金
お客様は当社に対し、本サービスの利用について、以下の費用および料金を支払うものとします。
(1) 初期費用 個別サービスの初期設定に際して発生する費用
(2) サービス料金 個別サービスの利用の対価
申込費用およびサービス料金の金額ならびにその支払条件は、利用契約で別途定めるものとします。お客様が当社に支払った申込費用およびサービス料金は、本規約に別段の定めがある場合を除き、いかなる場合も返金しないものとします。株式会社ヤグラは、少なくとも契約期間満了の1ヶ月前までにお客様に通知、またはホームページ等において告知することにより、本サービスのサービス料金(その算定方法を含みます。)その他支払条件等を改定することができるものとします。
第7条 本サービス利用のための設備設定・維持
お客様は、自己の費用と責任において、当社が定める条件に適合するようお客様の設備を設定および管理し、本サービス利用のための環境(インターネット接続を含みます。)を維持するものとします。
第8条 ユーザーによる利用
個別サービスの利用は、お客様およびお客様の役職員(以下「ユーザー」といいます。)に限定するものとします。ユーザーの合計数は、利用契約で定めるライセンス数を超えてはならないものとします。お客様は、ユーザーに本規約を遵守させるものとし、ユーザーによる本サービスの利用が自己の利用とみなされることを承諾し、ユーザーの行為に関して一切の責任を負うものとします。当社は、本サービスの保守上、運用上または技術上必要であると判断した場合、ユーザーが本サービスを通じて提供、伝送するデータ(以下「お客様データ」といいます。)について、監視、分析、調査等必要な行為を行うことができるものとします。
第9条 ユーザーIDおよびパスワード
お客様は、ユーザーIDおよびパスワードを第三者に開示もしくは貸与し、または第三者と共有しないとともに、第三者に漏洩することのないよう厳重に管理するものとします。第三者がお客様のユーザーIDおよびパスワードを用いて本サービスを利用した場合、当社は、当該行為をお客様による利用とみなし、お客様は、かかる利用についての債務の一切を負担するものとします。
第10条 バックアップ
お客様は、お客様データについて、自らの責任においてバックアップとして保存しておくものとし、当社は、お客様データの保管、保存、バックアップ等に関して、責任を負わないものとします。
第11条 本サービスの仕様変更
当社は、本サービスの機能向上等のため、お客様の承諾を得ることなく、当社の判断において本サービス内容の変更またはバージョンアップを行うことができるものとします。
第12条 本サービスの提供の中断
当社は、次の各号の一に該当する場合には、本サービスの提供を中断することができるものとします。 (1) 本サービス提供用設備の保守、点検、工事または障害対応を行う場合 (2) 火災、停電、天災地変等の不可抗力により本サービスの提供が困難な場合 (3) その他当社が本サービスの中断が必要であると判断した場合当社は、前項により本サービスの提供を中断する場合、緊急の場合を除き、あらかじめお客様に通知するものとします。
第13条 サービスの可用性保証
当社は、別紙3に定めるSLA対象サービスが、同別紙に定める月間稼働率を下回った場合には、お客様の申請に基づき、同別紙の定めに従いサービス料金の一部を減額します。
第14条 本サービスの廃止
当社は、当社の都合により個別サービスの全部または一部の提供を廃止することができるものとします。当社は、個別サービスを廃止する場合、その3ヶ月前までにお客様に通知するものとします。当社は、個別サービスを廃止する場合、お客様が既に支払ったサービス料金のうち、本サービス廃止後の期間に対応する額を返金するものとします。
第15条 お客様からの利用契約の解約
お客様は、解約希望日の1ヶ月前までに、当社所定の方法により当社に通知することにより、解約希望日をもって利用契約を解約することができるものとします。ただし、第4条に定める最低利用期間中の解約については、同条の規定が適用されます。
第16条 お客様データの取扱い
利用契約が終了した場合、当社は、お客様データを商業的に合理的な期間内に消去するものとし、当該消去に関してお客様または第三者に生じた損害について、責任を負わないものとします。バックアップとして保持されているお客様データについては、当社のデータ保持ポリシーに従い、保持期間の満了後に順次削除されるものとします。お客様は、利用契約の有効期間中、当社所定の方法により、お客様データをエクスポートすることができます。
第17条 本サービス提供の停止および利用契約の解除
当社は、お客様が本規約に違反した場合、その他利用契約を継続しがたい重大な事由が生じた場合、何らの催告をすることなく、本サービスの提供を停止し、または利用契約を解除することができるものとします。
第18条 再委託
当社は、本サービスの提供に関して必要となる業務の全部または一部を、当社の判断において第三者に再委託することができるものとします。この場合、当社は、再委託先に対する管理監督責任を負うものとします。
第19条 知的財産権の帰属
本サービスに関する著作権、特許権等の知的財産権は、当社または原権利者に帰属します。
第20条 権利・義務の譲渡等
お客様は、当社の事前の書面による承諾なくして、利用契約上の権利または義務を第三者に譲渡、担保提供、または承継させることはできません。
第21条 損害賠償
本サービスに関して当社の責に帰すべき事由によりお客様に損害が生じた場合、当社の損害賠償責任の範囲は、当該損害の発生日から起算して過去12ヶ月間にお客様から当社に対して実際に支払われた当該個別サービスの料金の総額を上限とします。
第22条 免責事項
当社は、本サービスが「現状有姿」で提供されるものであり、特定の目的への適合性、正確性、完全性を保証するものではありません。当社は、天災地変等の不可抗力、お客様の利用環境の障害、その他当社の責に帰すべからざる事由によりお客様に発生した損害について、賠償責任を負わないものとします。
第23条 禁止事項
お客様は、本サービスの利用に関して、法令もしくは公序良俗に違反する行為、当社もしくは第三者の権利を侵害する行為、または本サービスの運営を妨害する行為を行わないものとします。
第24条 規約の改定
当社は、民法その他の法令に従い、お客様から個別の同意を得ることなく本規約を改定できるものとします。この場合、当社は、改定の効力発生時期を定め、事前にWebサイトへの掲載等の方法によりお客様に通知するものとします。
第25条 通知
当社からお客様への通知は、電子メールの送信または当社Webサイトへの掲載により行い、電子メールが到達した時点またはWebサイトに掲載された時点で効力を生じるものとします。
第26条 秘密保持
お客様および当社は、本サービスに関して知り得た相手方の技術上、営業上の秘密情報を、相手方の事前の書面による承諾なく第三者に開示または漏洩しないものとします。
第27条 個人データの保護
当社は、本サービスの提供にあたり取り扱う個人データについて、個人情報の保護に関する法令および当社が別途定めるプライバシーポリシーを遵守します。
第28条 反社会的勢力等の排除
お客様および当社は、自らが反社会的勢力に該当せず、また関係を有していないことを表明し、保証します。
第29条 存続条項
利用契約終了後も、第9条、第10条、第16条、第19条から第22条まで、第26条から第31条まで、および本条の規定は有効に存続するものとします。
第30条 準拠法および裁判管轄
本規約は日本法に準拠するものとし、本規約に関する一切の紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
第31条 協議
本規約に定めのない事項または解釈に疑義が生じた場合には、お客様と当社は誠意をもって協議し、その解決に努めるものとします。
別紙
本別紙記載の各事項は、お客様が当社に提出した注文書等に記載の個別サービスについてのみ適用されます。
1. サービスメニュー
(注: 以下は各個別サービスの一般的な内容を例示したものです。実際の提供内容は注文書等で定めるものとします。)
(1) Yagura HRM (Human Risk Management)
従業員を起点とするセキュリティリスクの低減を目的とした、SaaS型のプラットフォームです。
(2) Yagura Takedown
インターネット上に存在する、お客様のブランドや知的財産を侵害するコンテンツ(フィッシングサイト、偽SNSアカウント、不正アプリ等)の閉鎖を支援するサービスです。
(3) Yagura Customer Protection
お客様の顧客(エンドユーザ)をフィッシング詐欺やブランドのなりすまし等のデジタルリスクから保護するためのサービスです。
2. サポート
サポート対応時間 | 平日 10:00 〜 18:00 (土日祝日および当社指定の休業日を除く) |
サポート範囲 | ・個別サービスの操作方法、機能に関するお問い合わせ ・個別サービスの障害に関するお問い合わせ |
サポート受付方法 | 当社が指定するチャットツール、電子メール |
お問い合わせ管理 | お問い合わせの内容に基づき、当社基準で対応の優先度(高・中・低)を設定し、順次対応いたします。緊急性が高いと当社が判断した問題については、迅速な対応に努めます。 |
3. サービスの可用性保証 (SLA)
(1) 可用性保証
当社は、99.0%の月間稼働率を保証します。
(2) SLA対象サービス
本可用性保証の対象となる個別サービスは以下のとおりです。
Yagura HRM
Yagura Customer Protection
(3) 稼働率の定義
「月間稼働率」 = (月間総時間 - ダウンタイムの合計時間) ÷ 月間総時間 × 100
「ダウンタイム」とは、当社の責に帰すべき事由により、SLA対象サービスが完全に利用不能な状態をいいます。ただし、10分未満の利用不能時間はダウンタイムに含めません。
以下の要因によるサービス停止は、ダウンタイムに含めないものとします。
本規約第12条に定める計画的なメンテナンス
お客様の利用環境またはインターネット接続環境に起因する障害
天災地変等の不可抗力
(4) 料金の減額
月間稼働率が99.0%未満となった場合、お客様からの申請に基づき、翌契約期間のサービス料金から以下の金額を減額します。
95.0%以上 99.0%未満 | 当該月のサービス料金(年額を12で除した額)の10% |
95.0%未満 | 当該月のサービス料金(年額を12で除した額)の25% |