言語を選択

Choose your language

株式会社ヤグラ

言語を選択

Choose your language

株式会社ヤグラ

言語を選択

Choose your language

テールゲーティング(Tailgating)

テールゲーティングとは、入室を許可された人に続いて、本人の入室確認を受けずに管理区域へ入ることです。オフィスの共連れとも呼ばれます。カードや顔認証で扉が開いても、後ろの人まで入室を許可されたとは限りません。NISTの物理アクセス管理の説明でも、権限のない人が正規利用者に続いて入る行為を取り上げています。[1]

オフィスで起きる場面

例えば、社員がカードで解錠した扉から、受付を済ませていない来訪者が一緒に入るケースが該当します。「荷物を持っているので開けてほしい」「カードを忘れた」と頼まれた場合も、相手の服装や顔見知りかどうかだけで判断せず、受付や担当者による確認につなげます。

ピギーバッキングとの違い

ピギーバッキングも、他人に続いて管理区域へ入る行為を指すことがあります。NIST SP 800-53のPE-3(8)では両語を併記しており、「協力を得たかどうか」で必ず区別する用語ではありません。[1] 社内教育では呼び名の暗記よりも、入室者ごとの確認が抜ける状況を共有することが大切です。

設備・受付・従業員の対応を組み合わせる

  • 設備:区域のリスクに応じて、一人ずつ通行するゲートや二重扉などを検討します。導入時は通行量や正規利用者の使いやすさも確認します。[1][2]

  • 受付:社員・来訪者・委託先それぞれの入室手順を定め、パスの提示や案内方法を周知します。[2]

  • 教育:パスの紛失、入室確認ができない人、不審な行動に気づいた際の連絡先と対応手順を伝えます。従業員が安心して報告できる運用にします。[2]

例えば、確認できない来訪者には「受付で入館手続きをお願いします」と案内し、判断に迷う場合は受付や警備担当に連絡する、という社内手順を決めておけます。従業員個人の判断だけに任せず、施設の運用に合わせて具体化します。

関連するセキュリティの考え方

「誰なのか」を区別する識別と、「どこまで入れるか」を定める認可は別の確認です。また、気づき・確認・報告を組織で支える考え方はヒューマンファイアウォールの解説も参照してください。

参考資料:

  1. NIST SP 800-53 Rev. 5、PE-3(8) Physical Access Control

  2. ProtectUK:Access control