ソフトウェアサプライチェーンセキュリティ(Software Supply Chain Security)
ソフトウェアサプライチェーンセキュリティとは、ひとことで言えば、ソフトウェアの開発・ビルド・配布の全過程において、悪意あるコードの混入や改ざんを防止するためのセキュリティ対策です。たとえば、SolarWinds事件(2020年)では、正規のソフトウェアアップデートにバックドアが仕込まれ、1万8千以上の組織が影響を受けました。オープンソースライブラリの依存関係、ビルドパイプライン、コード署名、配布インフラのすべてが攻撃対象になります。SBOM(Software Bill of Materials)によるコンポーネントの可視化、SCA(ソフトウェア構成分析)による脆弱性検知、ビルド環境の完全性検証(SLSA等)が重要な対策です。自社コードだけでなくサプライチェーン全体を防御範囲とする視点が求められます。

