定性的リスク分析(Qualitative Risk Analysis)
定性的リスク分析とは、ひとことで言えば、リスクの深刻度を「高・中・低」などの相対的な尺度で評価する手法です。たとえば、リスクマトリクス(発生可能性×影響度の表)を使い、各脅威を色分けして優先順位を可視化する方法が代表的です。数値データが十分に揃っていなくても専門家の知見やアンケートをもとに迅速に評価できるのが利点であり、多くの組織がリスク評価の第一段階として採用しています。定量的分析が金額で結果を示すのに対し、定性的分析は相対的な優先度を示す点が異なります。主観が入りやすいという弱点を補うため、複数の評価者で合議するデルファイ法を併用することもあります。

