最大許容停止時間(MTD)(Maximum Tolerable Downtime)

最大許容停止時間(MTD)とは、ひとことで言えば、ある業務プロセスが停止してから組織の存続に深刻な影響が生じるまでの最長許容時間です。たとえば、オンライン証券会社の取引システムであれば、市場の開場中に4時間以上停止すると顧客離反と規制違反が不可逆的になるといった形でMTDを設定します。MTDはBIA(ビジネスインパクト分析)によって業務プロセスごとに決定され、RTO(目標復旧時間)はMTD以内に収まるよう設定しなければなりません。MTDが短い業務ほど高い可用性が求められ、冗長構成やホットサイトなどのコストのかかる対策が必要になります。RTOとの混同に注意が必要で、RTOは「目標」、MTDは「限界」です。